米消費者物価指数 約39年ぶりの高い伸び
新型コロナウイルスのオミクロン株による感染拡大が続くアメリカで、先月の消費者物価指数は、約39年ぶりの高い伸びとなりました。
アメリカの労働省が12日に発表した先月の消費者物価指数は、前の年の同じ月と比べて7.0パーセント上昇しました。上昇率が7パーセント台に達するのは、1982年6月以来、およそ39年ぶりです。
変動の大きい食品とエネルギーを除いた上昇率も5.5パーセントと、1991年2月以来の高い伸びとなり、価格の上昇が幅広い項目に及んでいることが示された形です。
市場関係者は、「オミクロン株による感染拡大で供給の制約に拍車がかかり、今後、さらに価格が上昇する可能性がある」と話しています。