米消費者物価指数 約39年ぶりの高い伸び
新型コロナウイルスによる経済活動の制限が各地で解除されているアメリカで、11月の消費者物価指数がおよそ39年ぶりの高い伸びとなりました。
アメリカの労働省が10日に発表した先月の消費者物価指数は、前の年の同じ月と比べて6.8パーセント上昇しました。1982年6月以来、およそ39年ぶりの高い水準となりました。
項目別では、ガソリンは前の年に比べ58.1パーセント上昇し、1980年4月以降、最大の上昇率となったほか、中古車も31.4パーセントと大幅に上昇しています。
人手不足により人件費が上昇し、需要に供給が追いついていないことなどが物価高騰の要因となっています。