人手不足…“日雇いアプリ”農家も活用
9日午後、東京・品川区の物流センターで──
現場担当者
「これを蓋と底のほうを交互に作ってください」
女性
「はい」
ギフト用の箱を組み立てていた女性。実は──
女性
「今、初めてやりました。普段は派遣で事務の仕事をしてます」
単発の仕事を請け負う“日雇いバイト”です。面接も不要のアプリから応募しました。
副業で日雇いバイト参加(20代)
「時間がたまたま空いてて、アプリを見ていて」
現場担当者は──
現場担当者
「コロナ禍で通販事業がとても増えていて、そういったところでタイミー(日雇いバイトアプリ)の方に入っていただけると、とても助かりますね」
◇
農業の現場でも、日雇いバイトをアプリで募集していました。
「これ割れてますね」
「これダメ?こういう割れはダメなんですね」
「これはもうアウト」
南信州の特産品「市田柿」の出荷に追われている柿農家は、農家専用のアプリで日雇いバイトを募集していました。
このアプリ、今、全国のJAが利用を推進し、ことし、アプリで4万人以上マッチングしたといいます。
日雇い農業バイト参加
「お金も、もらえて」
「作業自体も好きじゃないとできないし、やりがいもあります」
日雇い農業バイト参加(30代)
「将来(本業の)美容以外にも農業部門という形で、趣味の範囲にはなるんですけど、果樹園ができればいいなと思ってまして」
そして──
アプリで日雇いバイトを募集した柿農家
「はい、ありがとうございました」
この日は、7時間半働いて7500円でした。
アプリで日雇いバイトを募集した柿農家は「(収穫期の)ほしいときに、ほしい人数の人材、選べるということと。その日だけ、1日だけですけど、来てお仕事してくれるだけでも、干し柿農家として助かります」と話しました。
(12月9日放送『news zero』より)