中国配車アプリ「滴滴」NY上場廃止へ
中国の配車アプリ最大手「滴滴(ディディ)」は3日、ニューヨーク証券取引所の上場を廃止する手続きを始めると発表しました。中国企業の持つビッグデータなどが海外に流出することを警戒する中国政府の方針に沿ったものとみられます。
ディディは3日中国SNSの公式アカウントで「慎重な検討の結果、ニューヨーク証券取引所からの上場廃止手続きの開始と香港での上場に向けた準備に入った」との声明を発表しました。
ディディはことし6月に上場したばかりですが異例の短期間での上場廃止となります。
中国政府は中国企業の保有するビッグデータなどが海外での上場を通じて流出することを警戒しており、上場直後からディディの個人情報の取り扱いをめぐる審査に入るなど圧力を強めていました。