ウクライナ支援、食糧危機…G7サミット“山場”へ
G7サミット=主要7か国首脳会議が開かれているドイツから渡邊翔記者が最新情報を伝えます。
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2日目は、ウクライナへの支援のほか、焦点となっている食糧危機の問題も議論される予定で、サミットは山場を迎えています。
「ウクライナ情勢」に関する議論には、ゼレンスキー大統領がオンラインで出席する予定で、さらなる支援や対露制裁の強化を求めるとみられます。また、ウクライナから穀物を輸出する新たな輸送ルートの確保も話し合われる見通しです。
これに関連してアメリカ政府高官は、G7首脳が、ロシアがウクライナから違法に穀物を運び出すことに関与した人物らに制裁を科すことで合意する見通しだと語りました。
そして、今回のサミットで岸田総理大臣ら各国の首脳がそろって口にするのが、G7の「結束」です。
侵攻が長期化する中、物価高騰や食糧危機など、各国も痛みを感じています。「戦争疲れ」「支援疲れ」も出てくる中、もう一度、G7の結束を確認し、ウクライナ支援や対露制裁を続ける姿勢を明確にしようとしています。
ただ、そのためには様々な課題に具体的な対応策を示すことが必要です。民主主義国のリーダーであるG7にとって正念場のサミットとなっています。