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2022W杯招致合戦 日本は技術力PR

2010年10月7日 17:21

 「2022 FIFA ワールドカップ」招致を目指す日本の招致委員会は6日、イギリス・ロンドンで開かれたイベントでライバル国との招致合戦に臨んだ。

 招致委員会が乗り込んだのは、サッカーのクラブチームの関係者らが集まるイベント。日本の追い風となる世論をつくり出そうという狙いだ。

 会場には、同じく名乗りを上げているカタールや韓国なども顔をそろえ、PRに熱を入れている。このような中、日本の目玉は「技術力」。3Dを駆使して、見ている人がまるで選手と一緒にピッチにいるような感覚を味わうことができる。

 ライバル国と並んで臨んだアピールの場で、招致委員会・中島勇一郎さんは「スタジアムでも自宅でも、世界各地のパブリックビューイングでも、場所を問わず、新しいゲーム観戦を体験できる」と、技術力を強調した。

 一方、来場していたドイツのサッカー関係者は「02年の大会を日韓で開催した。今ではなく、もう少し後だったら…それ以外は素晴らしい」と話している。

 中島さんは「フットボールの世界での普及、コンテンツビジネスとして成り立つか、新しい事業のあり方を提案しようというのが日本の考え」と語った。「ワールドカップの新境地」を提案する日本が選ばれるのか、開催国は12月、FIFA(=国際サッカー連盟)の理事による投票で決まる。