FIFA・ブラッター会長が辞意を表明
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収賄事件に揺れるFIFA(=国際サッカー連盟)のブラッター会長が2日、スイス・チューリヒで緊急会見を開き、会長職を辞任する考えを表明した。
ブラッター氏は先月29日の会長選挙で5回目の当選を果たしたばかりだったが、2日、急きょ記者会見を開いた。ブラッター氏は「私は会長職と、FIFAとサッカーにささげてきた40年について熟慮した」と述べた上で、「再選は果たしたが、サッカー界やサポーター、チームや選手から支持されていない」などとして、辞任する考えを表明した。しかし、辞任の理由について詳しくは語らなかった。
FIFAによると、後任を選ぶ緊急理事会は早ければ今年12月に行われ、それまでブラッター氏は会長職にとどまるという。