×

FIFAブラッター会長 改革に改めて意欲

2015年5月31日 9:17
FIFAブラッター会長 改革に改めて意欲

 収賄事件に揺れるFIFA(=国際サッカー連盟)のブラッター会長が事件発覚後初めて報道陣の取材に答え、改めてFIFAの改革に意欲を示した。

 ブラッター会長は30日の会長選挙で5回目の当選を果たしたことを受け、FIFA本部で記者会見に臨み、「私には(FIFAの)評判を取り戻すための重大な責任がある」と述べた。

 FIFA幹部による収賄事件を巡って、「なぜ辞任しなかったのか」などと厳しい質問も出たが、ブラッター会長は「投票の結果を見ただろう」と、会長選挙での勝利を強調した。

 また会見に先立ち、新体制で初めての理事会が開かれた。

 FIFA・田嶋幸三新理事「ブラッター会長から『新しくなってみなさんでまとまって変えていきたい』と。きょうの時点で具体的な話には進まなかったのは事実です」

 一方で、新たに副会長に選ばれたイギリスの理事がブラッター体制に不満を表して辞任を表明するなど、新体制は混乱の中での船出となっている。