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ミャンマーで49年ぶりに国会招集

2011年1月31日 13:29

 軍事政権下のミャンマーで31日、49年ぶりに国会が招集された。国会では新たな国家元首となる大統領が選出される予定だが、軍関係者の就任が確実視され、事実上の独裁体制が続く見通し。

 国会は、去年11月に行われた総選挙に基づいて招集されたもので、来月中旬までに大統領を選出する見通し。大統領には軍事政権のトップ、タン・シュエ議長に近い元軍人らが有力とされる一方、議長自身も就任に意欲を見せているとの観測も出ている。

 総選挙は軍事政権主導で行われ、軍関係者が約8割の議席を獲得した。今後、新政権の発足により、形の上では「民政移管」となるが、軍が議会に強い影響力を持つことから事実上の独裁体制が続くとみられる。