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高速鉄道フォーラムで各国アピール 米国

2011年2月9日 17:27

 アメリカ・ワシントンで8日、高速鉄道に関するフォーラムが開かれ、日本をはじめ、受注を目指す各国の大使がそれぞれの高速鉄道技術の高さをアピールした。

 高速鉄道整備は雇用創出につながるとして、アメリカ・オバマ大統領が力を入れていて、日本の他、ドイツ、中国などが受注に名乗りを上げている。会場では各国大使が情報交換をしたり、アメリカ政府関係者に売り込みを行ったりする中、藤崎一郎駐米大使は新幹線の安全性の高さを猛アピールした。

 日本は、「JR東海」や「JR東日本」など民間レベルでの売り込みに加え、先月には前原外相自ら高速鉄道の導入が予定されているアメリカ・フロリダ州を訪れるなど、受注に向け、官民一体で臨んでいる。

 入札の手続きは早ければ、今年前半にも始まる見通しで、各国のアピール合戦が一層、熾烈(しれつ)になりそうだ。