×

チュニジアで制憲議会選 独裁政権崩壊後初

2011年10月24日 16:51

 中東、北アフリカのアラブ諸国の民主化運動「アラブの春」が始まったチュニジアで23日、新しい憲法制定などの役割を担う制憲議会選挙が行われた。

 今回の選挙は、一連の「アラブの春」により独裁政権を倒した国では初めてのもので、注目されている。事前の世論調査によると、旧ベンアリ政権時代は禁止されていた穏健派イスラム政党・アンナハダが大きく議席を伸ばすとの見方もあり、議会の主導権を握る可能性もありそうだ。ただ、単独で過半数を獲得する政党はないとみられており、連立に向けた各政党の駆け引きも予想される。

 結果は25日以降に確定する見通しで、中東各国の民主化運動のその後を占う試金石となりそうだ。