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国政選挙でイスラム系政党勝利 チュニジア

2011年10月27日 8:41

 今年1月に独裁政権が崩壊したチュニジアで初めて行われた国政選挙で、穏健派のイスラム系政党が第一党となることが決まった。

 現在、9割以上の議席が確定し、イスラム系政党「アン・ナハダ」が全体の約45%の議席を確保して第一党となることが確実となった。アン・ナハダは党の幹部、ハマディ・ジュバリ氏を暫定首相に指名する方針。「アラブの春」と呼ばれる民主化運動の後、各国でイスラム政党が勢力を伸ばす傾向が鮮明となった形で、欧米各国にも警戒感が広がりそうだ。

 地元通信社の記者は「アン・ナハダは、アルコールも禁じないし、トルコのような(穏健な)統治をしようとしている」と話している。

 アン・ナハダは、極端なイスラム化政策は取らないことを繰り返し強調しているが、今後、どのような政策を打ち出すのか注目される。

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