ロシアが派兵決定 ウクライナはいま…リビウから中継
ロシアのプーチン大統領は21日、ウクライナ東部の親ロシア派が実効支配する地域について独立を承認し、これらの地域で平和維持活動を行うためとして、ロシア軍の派遣を指示しました。ウクライナの西部・リビウから、宮前記者が最新情報を中継で伝えます。
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私は今、首都キエフから500キロほど離れたポーランドとの国境に近い街・リビウに来ています。今回のロシアの決定について、街の人たちは比較的冷静に受け止めていました。
リビウ市民「ウクライナ国土は一体です。常識のあるウクライナ人として(東部の「独立承認」を)認めることは難しいですが、落ち着いた姿勢を持った方がいいと思います」
また、VTRで出てきたご家族は、1~2週間程度でキエフに戻りたいと話していました。
ロシアの大規模な軍事侵攻がまだ始まっていないということもあり、動揺している様子はありませんでした。
ウクライナメディアによりますと、今回のロシアの決定について「70%以上の人がロシアに脅威を感じている」ということです。
また、大きな軍事侵攻があった場合、「4人に1人が、武器を持って戦う」と報じられています。
一方、地元メディアは、ロシアによる侵攻が懸念されているウクライナ東部にある火力発電所が攻撃を受けたと報じていて、非常に緊迫した状況が続いています。