中国の上海市では、6月下旬までに全面的に封鎖を解除する方針を示しています。長い間、止まっていた電車は、本格的な運行再開に向けてテスト運行を始めているということです。

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中国・上海では、18日にも大規模なPCR検査が行われています。新規感染者はおよそ800人と、3日連続で1000人を下回り、隔離地区以外での感染者はゼロと、感染状況は改善しています。

住民全員が陰性の場合、19日の午後から短時間、近所への外出が許されるという団地もありました。

記者（中国・上海、17日）
「地元政府が配布している食材が届きました。今回は野菜に中国の火鍋の素です」

およそ1か月半続く封鎖。記者の住むマンションは外出が許されていませんが、窓から外を見ると、町には人の姿がありました。


記者（17日）
「買い物帰りでしょうか、袋を下げて歩いている人たちがいます」

そして…

記者（17日）
「上海の電車、動いていますね」

上海市によりますと、本格的な運行再開に向けてテスト運行を始めているということです。

地区によっては、PCR検査の48時間以内の陰性証明などを条件に、短時間の買い物などが許可されています。

しかし、外出には、特別な許可証が必要です。営業を再開した一部のスーパーには大行列ができていました。感染対策で入場人数を制限しているため、なかなか中に入れないようです。

上海市は、6月下旬までに全面的に封鎖を解除する方針を示しています。