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歴史問題、日本の積極対応必要~韓国大統領

2013年3月1日 12:46

 韓国・朴槿恵大統領は1日、日本の植民地時代の独立運動を記念する式典で演説し、歴史問題の解決に向けて日本政府の積極的な対応が必要との考えを示した。

 朴大統領「韓国と日本が過去の痛みを癒やし、ともに栄えある未来に進むため、日本政府は積極的な変化と責任ある行動をしなくてはなりません」

 朴大統領は「日本が韓国のパートナーになるためには、歴史を直視し、責任ある態度が必要だ」と指摘。竹島問題などに対して直接は言及しなかったものの、「政治リーダーの決断と勇気が必要なとき」だと述べ、歴史問題の解決に向けて日本政府の積極的な対応を求めた。

 一方、韓国の自営業者でつくる団体は、1日から日本製品の不買運動を開始する。「竹島の日」の式典に日本政府の政務官らが出席したことに抗議するもので、所属する店舗の一部では日本のたばこやビールについて「売るのも買うのもやめよう」と書いたステッカーが貼られる。

 ただ、韓国メディアは「不買運動が広がるかは未知数」などと冷ややかに伝えている。