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2000頭置き去り…動物たちが餓死の危機

2014年4月5日 8:28

 ウクライナの首都・キエフ郊外にあるヤヌコビッチ前大統領の邸宅で、置き去りにされた動物たちが餓死の危機にひんしている。

 ロイター通信によると、邸宅では鹿やヤギ、ダチョウなど約2000頭が飼育されていたが、今年2月にヤヌコビッチ氏が失脚して以降、飼育スタッフの大半も逃走。見かねたキエフの動物園のOBらがボランティアで集まり、地域の人々から野菜や果物を分けてもらってしのいできた。

 しかし、全ての動物を養うのに一日約600ドルが必要で、今や食料や薬品がほぼ尽きてしまったという。ボランティアはフェイスブックなど通じて寄付を呼びかけているという。