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再び戦闘激化…パレスチナ人10人が死亡

2014年7月29日 7:48

 中東パレスチナ自治区のガザ地区ではイスラム教の断食月「ラマダン」が明け、一時的に戦闘が沈静化した。しかしその後、攻撃は再開され、依然として停戦への道筋が立っていない。

 イスラエル軍は28日、敵対するイスラム原理主義組織・ハマスがロケット弾を散発的に発射したことを受け、攻撃を再開した。地元メディアによると、イスラエル軍が避難民のキャンプに空爆してパレスチナ人10人が死亡した他、ガザ地区からの迫撃砲でイスラエル兵4人が死亡するなど、双方に犠牲者が増え続けている。

 イスラエルのネタニヤフ首相は28日、「長期戦に備えなければならない」と述べ、軍事作戦を継続する姿勢を改めて示した。

 また、イスラエル軍はガザ地区東部の住民に対し、改めて避難を勧告。さらに大規模な空爆が行われる可能性もある。