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反捕鯨国、延期狙う決議案提出 IWC総会

2014年9月17日 2:38

 スロベニアで開かれているIWC(=国際捕鯨委員会)総会で16日、反捕鯨国のニュージーランドが事実上、日本の調査捕鯨の再開を延期させる決議案を提出した。しかし議論はまとまらず、採決は17日に持ち越されることになった。

 総会2日目で反捕鯨国のニュージーランドは、毎年開かれる科学委員会だけではなく、2年に一度開かれる総会に報告されるまで、新たな計画に基づく調査捕鯨を行わないよう勧告する決議案を提出した。これは、日本の新たな調査捕鯨を事実上2年後以降にまで延期させようとするもの。議論は16日だけではまとまらず、採決は17日以降に持ち越されることになった。

 水産庁・諸貫漁業交渉官「決議案を修正してもらうため、ニュージーランドと対話を続けることが重要です」

 17日には、今年3月に国際司法裁判所が中止を命じた南極海での調査捕鯨について日本が新たな計画を提出することを説明する方針で、議論が紛糾することが予想される。