投票開始から8時間、勝敗の行方読めず 英
イギリスは分裂することになるのか。イギリス北部のスコットランドで独立の是非を問う住民投票が、日本時間18日午後11時現在、まさに行われている。
スコットランドのエディンバラ城には朝からもやがかかっている。投票開始から約8時間がたったが、この天気と同じように先がみえにくい状況だ。
投票所には朝早くから有権者が足を運び、行列ができたところもあった。
独立反対に投票「通貨がどうなるかわからないし、不安定な要素が多すぎる」
独立賛成に投票「自分たちのやりたいようにやれる政府が欲しい」
投票所の周辺では投票当日のビラ配りなどは禁じられているが、それでも「考えを変えてくれる人がいるなら」とチラシを持って立つ反対派の姿もみられるなど、双方ともギリギリまで支持を広げたいという状況。
投票当日の朝刊でも世論調査の結果が報じられているが、いずれも賛成・反対の差はわずかとなっている。調査の時点では、態度を決めていない人がまだ1割近くおり、この票の行方がカギをにぎりそうだ。また、18日になって、地元で絶大な人気を誇るプロテニスプレーヤー、アンディ・マレー選手が独立賛成を表明し、影響も取りざたされるなど、勝敗の行方は開票が始まるまでまったく読めない状況となっている。