×

独立反対派が優勢 スコットランド住民投票

2014年9月19日 12:18

 イギリス北部・スコットランドの独立の賛否を問う住民投票は開票が進んでいる。事前の世論調査では大接戦が予想されたが、これまでのところ「独立に反対」が賛成を上回っている。現地から石川真史記者が中継。

 スコットランドの中心の町で人口では第二の町・エディンバラの開票所では、開票作業はほぼ終わっている。

 32の地域のうち4か所で開票結果が発表され、賛成42%、反対58%と独立反対が上回っている。特に、南部の一つ、クラックマナンシャー地区はイギリスの新聞ガーディアンによると賛成派が上回るとみられていた地域だった。

 一方、地域ごとの投票率も出始めており、多くの地域で80%を超えていて、関心の高さをうかがわせる。ただ、大票田のグラスゴーでは投票率が75.0%と伸び悩んでいて、イギリスの新聞「ガーディアン」の記者は反対派に有利な状況と伝えている。

 落胆する若者独立・反対が優勢の知らせに、エディンバラの町では賛成派の若者たちには早くも諦めのムードが漂っている。

 独立賛成派「賛成派が勝てばいいが、残念ながら反対派が勝つと思う」「がっかりだが、まだわからないよ」

 投票の最終的な結果は日本時間19日午後2時頃までに出る見通し。