歴史的大暴落から一夜 日経平均、一時「過去最大の上げ幅」3400円超え
歴史的な大暴落から一夜明けた東京株式市場で日経平均株価は大きく値を上げ、上げ幅は一時、3400円を超えました。東京証券取引所から中継です。
歴史的株価暴落の翌日は歴史的な株価上昇となり、市場関係者の間にも、ひとまず安心感が広がっています。
日経平均株価は取引開始直後から大きく値を上げ、上げ幅は一時、3400円を超えました。終値で過去最大の上げ幅だった1990年10月の2676円を超え、過去最大を大きく更新しています。
証券会社の担当者「きょうかなり買い物が殺到しているので」
5日、過去最大の株価暴落で売り注文が殺到した都内の証券会社では、一転して6日は投資家からの買い注文に明るい声で対応していました。
──きょうはなぜこんなに一気に株価が回復しているんでしょうか?
それだけ5日の株価が日本経済の実態以上に下がってしまっていた、ということだと思います。
ある市場関係者は、5日の暴落について、「投機筋が主導した動きとみられ、それがパニック的な株の投げ売りを誘発した」と分析しています。
ただ、いったんは回復しても、アメリカの景気後退への不安が広がる中、今後も、アメリカの情勢次第で株価が上下する可能性があります。
市場関係者からは、まだしばらくは不安定な値動きが続くのではないかとの見方が出ています。