日米ガイドライン 米高官が韓国政府に説明
日本とアメリカ両政府が進める防衛協力の指針(=ガイドライン)の見直しをめぐり、アメリカ政府高官は6日、韓国政府に説明を行い、「ガイドラインの見直しは地域の平和にも役立つ」と強調した。
アメリカのシアー国防次官補とラッセル国務次官補は6日午前、韓国・ソウルで尹炳世外相らと会談し、日米両政府が8日発表する予定のガイドライン見直しの中間報告をめぐり、事前説明を行った。
シアー国防次官補「ガイドライン見直しは日米関係のみならず地域の平和と安定も強化する」
また、ラッセル国務次官補は、「日本も韓国に直接説明している」と述べ、透明性を確保しつつ、見直しを進めているとの考えを示した。
韓国は、ガイドライン見直しに伴う自衛隊の活動拡大に懸念を強めていて、アメリカとしては事前に説明し配慮することで懸念を払拭(ふっしょく)する狙いがあるものとみられる。