今年のノーベル文学賞の有力候補に挙げられている作家の村上春樹さんが、ドイツの日刊紙「ウェルト」の文学賞に日本人として初めて選ばれた。

　選出理由では、村上さんは「日本で最も重要な現代作家」で、「小説を通して特有の幻想的リアリズムを創造してきた」と評価している。

　この賞は毎年、世界の著名な作家に贈られていて、過去の受賞者１５人の内の１人が２年後にノーベル文学賞に輝いている。