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露・ウクライナなど天然ガス供給再開で合意

2014年10月31日 21:18

 ロシア産天然ガスのウクライナへの供給が停止している問題で、両国とEU(=ヨーロッパ連合)は、来年3月までの期限付きで供給を再開することで合意した。

 ロシアは今年6月、ウクライナが代金を滞納していることを理由に天然ガスの供給を停止。ウクライナを経由して天然ガスを輸入するヨーロッパでガスの供給に支障が出ることが懸念されていた。こうした中、ロシアとウクライナ、EUは30日に協議を行い、来年3月までの期限付きで供給を再開することで合意した。

 ロシアのノバク・エネルギー相によると、ウクライナが、滞納していたガス代金の一部を返済した上で、今後の供給分については代金を前払いするとの条件で供給を再開するという。これにより、ヨーロッパ全体が冬の間、ガス不足に陥る事態は回避されることになる。