イギリス・ロンドンで４日、北朝鮮の画家たちによる作品展が北朝鮮大使館で始まった。

　会場となったのは北朝鮮大使館の中にある部屋で、金日成氏や金正日氏の肖像も掲げられている。ロンドンの北朝鮮大使館としては初めて内部を一般に公開して行われているこの絵画展は、故金日成主席の銅像などを制作する団体に所属の画家たちが描いた、北朝鮮やロンドンの風景画が中心だが、島根県の竹島を「わが領土だ」と主張する絵も展示されている。

　出展者の中には金正恩第１書記の肖像画を担当しているという画家もいて、「（金第１書記から）直接何回も指導を受け、多くのことを学びました」と語った。

　北朝鮮側と共に作品展を企画したイギリスの美術関係者は「芸術を通してお互いの理解を深めたい」としている。