両陛下「日本芸術院賞」授賞式に出席
天皇皇后両陛下が、優れた活動を行った芸術家に贈る「日本芸術院賞」の授賞式に出席された。
両陛下は22日午前、東京・上野公園で、芸術活動で優れた業績をあげた人に贈る「日本芸術院賞」の授賞式に出席された。今年は詩、絵画、音楽などの分野から8人が受賞し、特に詩人の吉増剛造さん(76)と、能楽囃子(はやし)方で大鼓方の柿原崇志さん(74)の2人には、恩賜賞も合わせて贈られた。
また、授賞式に先立ち、両陛下は活動の説明を聞かれた。箏曲演奏家の米川敏子さん(64)が、皇后さまが育てた蚕「小石丸」から採られた絹糸を弦に使った箏(そう)を見せ、「大変丈夫で輝かしい音がします」と伝えると、皇后さまは「お使いいただいてありがとう」と応じられていた。
午後は皇居で受賞者らを招いた茶会が行われ、両陛下をはじめ、皇太子さま、秋篠宮ご夫妻が出席された。