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「イスラム国」指導者が負傷、治療報道

2014年11月11日 7:05

 イラクとシリアで活動するイスラム過激派組織「イスラム国」の指導者について、イラクの国営テレビは10日、アメリカ軍などの空爆により負傷したため、シリアで治療を受けていると伝えた。

 イラク国営テレビが10日、内務省の当局者の話として伝えたところによると、イラク北部でケガをした「イスラム国」の指導者、アブバクル・バグダディ容疑者は、10日までに「イスラム国」の関係者によりシリアに運ばれ、治療を受けているという。ケガの程度については分かっていない。

 バグダディ容疑者をめぐってはイラク北部のモスル近郊で8日、「イスラム国」幹部の集会に参加していたところアメリカ軍などによる空爆でケガをしたと伝えられていた。

 一方、アメリカ国防総省は10日、「バクダディ容疑者が負傷したとの報道を裏付ける情報はない」としている。