アメリカ・オハイオ州で２２日、空気銃を振りかざしていた１２歳の少年が警察官に撃たれ、翌日、死亡した。

　地元の警察などによると、２２日、オハイオ州クリーブランドの遊技場で、「男が周りの人々に銃を向けて怖がらせている」との通報があった。

　警察への通報「拳銃を持った男が、みんなに銃口を向けている。銃をズボンから出し入れしている。偽物かもしれないが怖がらせている」

　警察官２人が駆けつけ、少年に手を挙げるよう命じたが、腰のベルトに挟んだ銃に手を伸ばしたため警察官が２発発砲、少年は腹を撃たれ、２３日、死亡した。少年は１２歳で、持っていたのは空気銃だった。

　地元メディアによると、警察側は「銃は偽物かもしれない」との通報内容について、現場の警官には伝わっていなかったと主張しているが、行き過ぎた対応との声が上がる可能性もある。