デルタ航空元職員ら、旅客機で大量の銃運ぶ
アメリカで航空会社の元職員が現職の職員と共謀し、銃を旅客機に手荷物として持ち込み、大量に運んだとして逮捕された。
今月10日、逮捕されたのはデルタ航空の元職員、マーク・ヘンリー容疑者(45)と現職の職員、ユージーン・ハーベイ容疑者(31)ら5人。捜査当局によると、ヘンリー容疑者は、ジョージア州アトランタの空港の駐車場などで、共謀する現職の職員に銃を手渡し、保安検査を通った後、搭乗ゲート付近で銃を受け取り、ニューヨークに運んでいたという。
ニューヨーク市検察庁の会見「銃を機内に持ち込めることは、簡単に爆弾も持ち込めるということ。こうした手口はテロ行為という危険性をはらんでいます」
ヘンリー容疑者がこの7か月間で運んだ銃は、131丁にも上るという。現職職員の関与が明らかになったことで、空港職員に対する保安検査を求める声が高まりそうだ。