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「ザ・インタビュー」200館以上で公開へ

2014年12月24日 13:10

 一度は公開の中止が決まった北朝鮮の金正恩第1書記暗殺を題材にした映画について、この映画を制作したソニーの子会社は23日、一転、公開すると発表した。

 映画「ザ・インタビュー」をめぐっては、ハッカー集団が上映する映画館を攻撃すると予告したことなどを受け、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントが一度、公開中止を決めていた。しかし、ソニー・ピクチャーズは23日、一転してこの映画を25日から公開すると発表した。アメリカメディアによると、全米各地の200以上の映画館が上映を決めたという。

 オバマ大統領は、公開中止が決まった際、「誤りだった」としてソニー・ピクチャーズを批判していたが、上映決定について「決断を称賛している」と歓迎するコメントを出している。

 一方、アメリカ国務省は23日、北朝鮮で一時インターネットが接続できない状態となったことに関連した前日の発言について釈明した。これは22日、北朝鮮に対して「目に見えない対抗措置もある」と発言したことで、アメリカが関与したのではないかとの見方が広がったため。国務省は「一般論を述べたまでで、北朝鮮でインターネットが接続できなくなったことと関連づける趣旨ではなかった」としている。