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教会狙ったテロ計画か、学生を逮捕 仏国

2015年4月23日 2:19

 フランスの捜査当局は22日、パリ郊外で教会を狙ったテロを計画していたなどとして、24歳の学生の男を拘束したことを明らかにした。

 検察などによると、男はアルジェリア国籍の情報工学の学生で、19日、銃弾でケガをしたとして、自ら救急車を呼んだため、駆けつけた警察官が男の自宅や車を捜索した。その結果、複数の自動小銃やピストルなどとともに過激派組織「イスラム国」などについてアラビア語で書かれた書類やメモなどが見つかったという。警察は、このメモから男がパリ郊外の教会でテロを計画していたことが明らかになったとして、男を拘束した。

 男はシリアにいる何者かとテロについて連絡を取り合っていたということだが、背後関係や誰かから指示を受けていたかどうかなどはまだ分かっていない。

 男は、19日にパリ郊外で女性が殺害された事件にも関与した疑いがもたれていて、捜査当局はテロ計画との関係や共犯などについて捜査を進めている。