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ルビオ国務長官などサウジアラビア入り…数日以内にロシアとアメリカの直接協議か

2025年2月16日 11:56
ルビオ国務長官などサウジアラビア入り…数日以内にロシアとアメリカの直接協議か

ウクライナでの戦闘終結に向けたロシアとアメリカの直接協議について、ロイター通信などは、ルビオ国務長官などがサウジアラビア入りし、数日以内に行われると報じました。

ロイター通信など複数のメディアは、ルビオ国務長官とウォルツ大統領補佐官らがサウジアラビアに入り、数日中にロシア側と停戦についての協議を開始すると報じました。ヨーロッパの主要国は、この協議に入っていないとしています。

アメリカとロシアによる直接交渉が実現すれば、ウクライナ侵攻開始後、初めてです。

こうした中、ロシア外務省は、ラブロフ外相とアメリカのルビオ国務長官が15日、電話会談したと発表しました。2人は12日の米露首脳電話会談を受け、建設的な対話を始めることを確認し、トランプ大統領とプーチン大統領の首脳会談に向け、定期的にやりとりを続けることでも合意したということです。

停戦をめぐっては、アメリカのウクライナ担当特使ケロッグ氏もドイツで開催されているミュンヘン安全保障会議で、ヨーロッパは、ウクライナとロシアの和平交渉には参加しないという見通しを示しています。

一方、 ゼレンスキー大統領はサウジアラビアでの協議について、ウクライナ側は招待されていないとした上で、アメリカとロシアがウクライナが関与しない形で「取引」をしても、「決して受け入れない」と強調しました。

ゼレンスキー大統領は、ヨーロッパも交渉に参加すべきと繰り返し主張していてロシアに有利な形で停戦交渉が進められることに警戒感を示しています。

ゼレンスキー大統領はまた、15日、アメリカがヨーロッパの防衛に協力しない恐れがあるとして、ヨーロッパ独自の軍隊を創設することを提案しています。

最終更新日:2025年2月16日 11:56