アメリカ国務省は２５日、ケネディ駐日大使が私用のメールアドレスを公務に使っていたことを明らかにした。

　これは在日アメリカ大使館などに対する内部監査で明らかになったもので、ケネディ大使や職員が私用のメールアドレスを公務に使っていたことを指摘している。具体的な内容は明らかにされていないが、中には慎重に取り扱うべき情報も含まれていたという。しかし機密情報はなく、問題はないとの認識を示した。

　国務省・カービー報道官「ケネディ大使は、国務省の規則に違反していないということは言える」

　メールアドレスを巡っては、来年の大統領選で有力候補とされるクリントン前国務長官が在任中に私用のメールアドレスを公務に使っていたことが発覚し、批判が高まっている。一方、在日アメリカ大使館は情報の取り扱いに問題はなく、ケネディ大使に対して何の処分も下されていないとしている。