ウクライナの首都キエフの議会前で先月３１日、爆発があり、１人が死亡、約１００人がケガをした。議会前では、親ロシア派との停戦合意を巡り反対デモが起きていた。

　爆発があったのはキエフの議会前の広場。集まったデモ隊から治安部隊に向けて手投げ弾のようなものが投げ込まれ、隊員１人が死亡、約１００人がケガをしたという。

　この日、議会では、東部を実効支配する親ロシア派との間で２月に結ばれた停戦合意に基づき、自治権の拡大を認める憲法改正案の審議が行われていた。議会前では、この法案に強く反対する右翼政党が集会を呼びかけ、デモ隊が集結していた。