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実効支配強化狙い?露・副首相が択捉島訪問

2015年8月14日 3:00

 ロシアのプーチン大統領の側近のトルトネフ副首相が13日、北方領土の択捉島を訪問した。

 択捉島の空港関係者によると、プーチン大統領の側近のトルトネフ副首相は13日夕方、専用機で到着したという。択捉島では、ロシア政府が主催する若者の愛国主義高揚を図るフォーラムが初めて北方領土で開かれていて、インタファクス通信によると、トルトネフ副首相は開会式で、「極東の発展は21世紀の国家の優先課題である」というプーチン大統領のメッセージを伝えた。

 また、ロシア・サハリン州のメディアは、メドベージェフ首相が来週末ごろにも択捉島を訪問する可能性があると報じている。

 プーチン大統領の日本訪問が検討される中、ロシアは北方領土の実効支配を強化する狙いがあるとみられる。