北方領土の露軍事施設 年内完成の見通し
ロシアのショイグ国防相は24日、北方領土の国後島と択捉島で進めている新たな軍事施設の建設が今年中に完了するとの見通しを示した。
ロシア国防省は現在、北方領土の国後島と択捉島で、軍用の港湾施設や軍人の家族のための住宅や病院、娯楽施設などの建設を進めている。ショイグ国防相は24日、軍の幹部を集めた会議でこうした軍事施設の建設が今年中に完了する見通しを明らかにした。北方領土に展開する軍を増強することで実効支配を示し、日本側に揺さぶりをかける狙いがあるとみられる。
北方領土をめぐってはロシアの地元メディアは24日、メドベージェフ首相が8月の択捉島訪問を検討していると報じている。