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議論平行線…露大統領年内訪日は困難に

2015年10月9日 10:39
議論平行線…露大統領年内訪日は困難に

 日本とロシアの外務次官級協議が8日、ロシアのモスクワで行われ、平和条約の締結交渉が再開された。北方領土問題では、双方がそれぞれの立場を主張し、議論は平行線に終わった。

 北方領土問題を含む平和条約交渉に限定した外務次官級協議は約1年8か月ぶりで、日本からは杉山外務審議官が出席した。約7時間続いた協議では、ほとんどが領土問題に費やされたが、双方がそれぞれの立場を主張して議論は平行線に終わった。

 杉山外務審議官「お互いの立場がありますから、(協議で)非常に厳しい側面もあったことは否定できない」

 また、次回の協議については、開催することでは合意したものの、時期は今後、調整するという。日本は、プーチン大統領の年内の訪日実現に向け領土問題を前進させる糸口を見いだしたい考えだが、実現は困難な情勢。