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日露外務次官級協議再開も…交渉難航

2015年10月9日 6:56
日露外務次官級協議再開も…交渉難航

 日本とロシアの外務次官級協議が8日、モスクワで行われ、平和条約の締結交渉が再開された。しかし、プーチン大統領の年内の日本訪問が調整される中、領土をめぐる議論は難航したとみられる。

 北方領土問題を含む平和条約交渉に限定した外務次官級協議は約1年8か月ぶりで、日本からは杉山外務審議官が、ロシアからはモルグロフ外務次官が出席した。協議は約7時間続いたが、領土問題をめぐる双方の主張は平行線をたどったとみられ、終了後、杉山外務審議官は、交渉は難航したとの認識を示した。

 杉山外務審議官「お互いの立場もありますから、(協議で)非常に厳しい側面があったことは否定できない」

 日本は、プーチン大統領の訪日実現に向け、領土問題を前進させる糸口を見いだしたい考えだが、目標としていた年内の訪日は困難な情勢。