「ドライブ・マイ・カー」アカデミー賞受賞なるか? 濱口竜介監督と西島秀俊さんが心境
アカデミー賞の作品賞などにノミネートされている『ドライブ・マイ・カー』の濱口竜介監督と俳優の西島秀俊さんが、28日の授賞式にむけた心境を語りました。
濱口監督の『ドライブ・マイ・カー』はアカデミー賞の作品賞をはじめ、監督賞、脚色賞など4部門にノミネートされています。
濱口竜介監督「呼ばれなかったらがっかりするんだろうなと思う。その瞬間を(カメラで)抜かれたりして嫌だなとは思うが、ただ、この場にいられていることが本当に素晴らしいこと」
実際に受賞するかどうかは時の運だとしながらも、日本映画で史上初となる作品賞受賞に意欲をみせました。
濱口竜介監督「作品賞がとれたらこんなに素晴らしいことはない。映画は集団作業なので、作品でトータルで認められているということは本当にありがたい。もし可能であれば作品賞をとれたらうれしいんだろうなと思う」
主演の西島秀俊さんは、現地の評価に手応えを感じていました。
西島秀俊さん「ホテルで『映画みました。美しい映画でした』と声かけられたりしているので。(アカデミー賞に)参加する作り手の方たちは、すごく『ドライブ・マイ・カー』を見てくださっているんだろうなと、評価していただいているというのは監督からも聞いている」「(ウクライナ危機などで)いま世界が混乱していて、傷ついている人もたくさんいる、人と人との心が離れていっていると感じている人もたくさんいる。この映画の中では、どうやって人と人がお互いにつながって、再生していくかということを描いている映画なので、賞をとって(多くの人が)この映画をみることで、少しでも心の平穏が訪れたらいいなと思う」
アカデミー賞の授賞式は日本時間28日に行われます。