ブラジルのメディアは２６日、職務停止中のルセフ大統領が来月５日に開幕するリオデジャネイロオリンピックの開会式に出席しない意向だと伝えた。

　地元メディアによると、ブラジルのルセフ大統領はリオオリンピックの開会式への出席を見送るという。ルセフ大統領は現在、弾劾裁判のため職務停止となっており、開会式では暫定政権のテメル大統領代行より一段低い地位の「来賓席」に招待されていた。

　ルセフ大統領は自らが準備を進めてきたオリンピックの開会式に出席する意向を示してきたが、フランスのメディアに対し「一段低い地位で参加することはない」と話したという。

　現職の大統領がオリンピックの開会式を欠席するのは異例のこと。