「正当性がない」大統領が暫定政権を批判
オリンピック開催まで3か月を切ったブラジルでは、職務停止となったルセフ大統領が新たに発足した暫定政権を「正当性がない」と批判するなど、徹底抗戦の構えを強めている。
ブラジルでは12日、弾劾裁判のため、職務停止となったルセフ大統領に代わり、テメル副大統領が大統領代行に就任した。これに伴って発足した暫定政権では、オリンピック担当の大臣を含むすべての閣僚が交代した。
これを受けて、ルセフ大統領は13日各国メディアを前に会見し、「暫定政権は民意によるものでなく正当性がない」と批判。徹底抗戦の構えを見せるとともに国際社会に自らの正当性を訴えた。