北朝鮮外相 核兵器開発の正当性を主張
5回目の核実験を行う可能性が指摘されている北朝鮮の李洙ヨン外相がアメリカ・ニューヨークで国連の気候変動に関する会議で演説し、核兵器開発の正当性を主張した。
李外相は、北朝鮮が気候変動などに対応して持続可能な発展をするためには、アメリカを中心とした外圧、具体的には核戦争の脅威に対抗しないといけないと述べた。そのうえで李外相は、アメリカが主導して採択された国連安保理の制裁決議は不当だとして撤回を要求した。
李外相「アメリカの核の脅威を取り除くため対話を通じた努力をしてきたが、唯一残された手段は核で対応することだけだった」
北朝鮮はアメリカとの直接対話の機会を探っているとの見方もあるが、この日も李外相は質問に答えなかった。