新たな核実験を強行する可能性が指摘されている北朝鮮の李洙ヨン外相が、国連の行事に出席するためアメリカ・ニューヨークに到着した。

　北朝鮮をめぐっては、北東部・豊渓里の核実験場で５回目の核実験の準備を本格化させている可能性が出てきているが、李外相は質問に答えなかった。

　李外相がアメリカとの直接対話の機会を探っているとの見方もあるが、アメリカ国務省はケリー国務長官が李外相と会う予定はないとしている。

　一方、アメリカの研究機関「３８ノース」は、１９日に撮影された核実験場の衛星写真を公開した。「目立った動きは見られない」としながらも「核実験がおこなわれる可能性は排除できない」としている。