北朝鮮による新たな核実験に警戒が強まる中、アメリカの研究機関は最近の衛星写真を公開し、「目立った動きはみられない」との見方を示した。

　アメリカの北朝鮮研究機関「３８ノース」は、北東部・豊渓里にある核実験場の衛星写真を公開した。１４日に撮影されたもので、核実験場につながる入口付近に小さな車両のような物体が確認できるものの、目立った動きはなく、核実験が差し迫っている兆候はないとしている。

　ただ北朝鮮は今年１月、事前の兆候をまったく見せずに実験を強行していて、研究機関も「核実験が行われる可能性も排除できない」としている。

　一方、韓国政府筋は車両や人の活発な動きを確認したとしていて韓国は警戒を強めている。