北朝鮮、燃料注入に着手か 衛星写真分析
北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイルの発射予告について新たな動きが見られた。アメリカの研究機関は5日、最新の衛星写真を分析した結果、燃料が発射台付近に運び込まれている可能性があると指摘した。
アメリカの北朝鮮研究機関「38ノース」は、4日に撮影した北西部・東倉里のミサイル発射施設の衛星写真を公表した。写真では、発射台の近くの貯蔵庫のそばに車両が止まっている様子が確認され、タンクローリーだとしている。このことから研究機関はタンクローリーが貯蔵庫に燃料を注入しているようだと指摘している。
一方で、ミサイル本体への燃料注入はまだ行われていないとみている。貯蔵庫への燃料注入は、前回のミサイル発射の際には1~2週間前に見られた動きだということで、現在、発射に向けた準備は着々と進んでいると指摘している。