アメリカの研究機関は９日、北朝鮮北西部のミサイル発射施設で改修作業が完了間近だとして、来年前半にも新たな発射準備が整うと分析した。

　北朝鮮研究機関「３８ノース」は１０月から先月後半にかけて撮影した北朝鮮・北西部にある東倉里のミサイル発射施設の衛星写真を公表した。

　発射台近くにあるミサイルの燃料貯蔵庫の建設が終わりつつあることなどから、３年をかけて行われた発射施設の改修作業が完了間近であると分析している。

　この改修作業は、これまでより大型のミサイルを発射するためのものとみられており、３８ノースは、「北朝鮮の指導部が決断すれば、来年前半にも発射準備を整えるだろう」と指摘している。