北朝鮮の核実験場で新たな動き~米研究機関
北朝鮮が核実験を行う意思を示していることについて、アメリカの研究機関は24日、北朝鮮の核実験場で新たな動きがあるとの分析を明らかにした。
北朝鮮研究機関「38ノース」は、今月18日に撮影された北朝鮮北東部の豊渓里にある核実験場の衛星写真を公開した。写真からは、実験場につながる西側坑道の入り口にこれまで見られなかった4台の大型車両が停車しているほか、坑道までの検問所付近でも数多くの車両が停車している様子が確認できるとしている。
こうした新たな動きについて、38ノースは、目的は不明だとしながらも、新たな核実験の準備や保守点検の可能性があると指摘している。
一方、北西部・東倉里にあるミサイル発射施設の最新の衛星写真からは、発射台にロケットが設置されておらず、ほかの施設でも目立った動きは見られないという。
北朝鮮は来月10日の労働党創立70年に向けて、長距離弾道ミサイルの発射を行う可能性を示唆しているが、その可能性は低いと分析している。