インドネシア、だ捕した漁船を一斉に沈没
中国漁船が違法操業を繰り返している南シナ海のインドネシア・ナトゥナ諸島沖などで、インドネシア政府は、17日までにだ捕した外国漁船を一斉に沈没させた。
インドネシア政府は17日までに、南シナ海南部のナトゥナ諸島沖などで、これまでにだ捕した58隻の外国漁船を沈没させた。
沈めた船の船籍などは明らかにされていないが、ナトゥナ諸島沖のインドネシアの排他的経済水域(=EEZ)は、中国の権利が及ぶ範囲として南シナ海に独自に設定する境界線「九段線」と一部が重なっていて、中国漁船が違法操業を繰り返している。
インドネシア政府はこれまでにもだ捕した漁船を爆破するなどしていて、こうした行動を見せつけることで、この海域へ進出する中国の動きをけん制する狙いがあるとみられる。