尹大統領、弾劾裁判に出席 現職大統領では史上初
先月、非常戒厳を巡り韓国の国会から弾劾訴追された尹錫悦大統領の3回目の弁論に尹大統領が自ら出席しました。
これまで尹大統領は弁論準備手続きや今月14日に始まった本格的な審理のいずれにも、出席していませんでした。
現職大統領の弾劾裁判出席は過去に例がなく、史上初となります。
尹大統領は内乱を首謀した疑いで19日に逮捕され、ソウル郊外の拘置所に勾留されていました。
逮捕後の取り調べをすべて拒否していて、捜査本部は20日、取り調べのため、尹大統領を強制的に連行しようとしましたが、尹大統領はこれにも応じませんでした。
一方で、逮捕の妥当性を判断する裁判所の審査には出席するなど、司法の場で自らの考えを述べる姿勢を示し始めています。
21日の弁論ではこれまで通り「戒厳は統治行為で憲法違反ではない」と主張するとみられます。
最終更新日:2025年1月21日 14:25