米貿易赤字、3年連続で拡大 対日本が2位
トランプ大統領が是正すべき課題としてあげるアメリカの貿易赤字が、3年連続で拡大したことがわかった。国別では中国に次ぎ、日本が2位となった。
アメリカ商務省が発表した2016年の貿易統計によると、モノとサービスを合わせた輸出額から輸入額を差し引いた貿易赤字は5023億ドルで、前の年と比べ0.4%増え、3年連続で赤字の幅が拡大した。
モノの取引に限った国別の貿易赤字では、トップが中国の3470億ドルで全体の46%を占め、次いで日本が689億ドルと全体の9.2%で、ドイツを抜いて2位に浮上した。
内訳では、自動車関連が526億ドルで、対日赤字額全体の8割弱を占める。
10日に行われる日米首脳会談でも、トランプ大統領が貿易赤字の削減を求めてくるのは確実な情勢。